全日本珠算選手権支部記録大会
於:愛知県
去る8月8日、愛知県支部会館にて『令和3年度全日本珠算選手権愛知県支部記録大会』を実施いたしました。
全珠連の代名詞ともいえる全日本珠算選手権大会の中止は大変残念でしたが、各支部でこのような大会を実施できる体制を整えていただいた本部及び検定競技委員会に、まずは心からの感謝をお伝えいたします。
京都での全日本珠算選手権大会を目標に日々練習されている生徒、指導会員のことを考えるといかなるかたちでも開催できたことは喜ばしい限りです。
愛知県支部記録大会では、座席の余裕を保つべく小学生11名を含む36名での実施となりました。
事前の体調管理、マスク着用、当日の体温測定、手指消毒、会場内の私語厳禁等、考えられる感染拡大防止に努めながらの実施となりました。
支部長挨拶に続き個人総合競技とフラッシュ暗算競技を行い、支部表彰競技として読上暗算、読上算を行いました。
感染の拡大状況次第では当日の開催が危ぶまれた中、なんとか無事終了できたことは支部会員のご協力によるものと思います。
読上競技では、読み手の前にアクリル板を設置。
アクリル板ごしに読む読上算は一抹の寂しさと虚しさを感じました。
一日も早くアクリル板を外せる日が来ることを祈っております。
全国から一堂に選手が介し、大多数の選手がいるにもかかわらず、完全な静寂の中、そろばんを弾く音と鉛筆が机を叩く音のみの空間、これこそが本大会の醍醐味だと思います。
そんな緊張感は支部記録大会ではどうしても作り出せません。
来年こそは本大会を実施し、あの空気をぜひ大会を志す全ての選手に味わってほしいと思います。